ダマスクローズとは?クレオパトラも愛した「バラの女王」

ダマスクローズ生花

エッセージュシリーズの原料として使用しているバラ、「ダマスクローズ」。バラの女王とも称されるダマスクローズについて調べてみました。

もくじ

  1. 古代から愛された中東原産のバラ「ダマスクローズ」
  2. ダマスクローズという品種について
  3. ダマスクローズの歴史
  4. 現在のダマスクローズの産地
  5. ダマスクローズの利用法
  6. ダマスクローズが育つまで
  7. ダマスクローズのバラ水はこんなふうに作られます
  8. 国産・無農薬のオーガニック栽培ダマスクローズ

古代から愛された中東原産のバラ「ダマスクローズ」

ダマスクローズ生花

ダマスクローズは特に香りが高いことで古代から知られているバラです。
世界で2万種以上もあるバラのなかでも特に甘く芳醇な香りをもち「花の女王」とも言われ、ローズウォーターやローズオイルを抽出する品種として珍重されています。

ダマスクローズという品種について

ダマスクローズは、バラの原種の交雑種

ダマスクローズは一般呼称で、品種としては「ロサ・ダマスケナ」という名前がついています。ダマスクローズはバラの原種というわけではありませんが、原種に近いバラの交雑種であることが判明しています。現代には野生のダマスクローズはなく、栽培されたものだけです。

ダマスクローズは栽培用としても人気

ダマスクローズはガーデニングとして個人で栽培することもできます。オールドローズの一種としてバラ栽培上級者には人気があり、日本ではつるバラとして育てることが多いようです。ダマスクローズというグループの中にもさらにいくつか栽培品種があり、バラの品種改良の元としても重要視されてきました。

花束に使われることの多い、首が高くシャープな形の花びらをしたバラはモダンローズといいますが、同じバラでありながらダマスクローズはそれとはずいぶん違った印象を受けます。

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モダンローズ

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ダマスクローズ

ダマスクローズの歴史

古代のバラ、ダマスクローズ

ダマスクローズは中東の原産であるといわれています。人間がバラの栽培を始めたのは紀元前5000年頃のメソポタミア文明にまで遡るといわれていますが、ダマスクローズはバラの中でも比較的古くから栽培されていたようです。

古代エジプトの女王・クレオパトラ7世がダマスクローズを愛したと言われています。クレオパトラがバラ風呂を好んだ、と一般的に知られていますが、ダマスクローズはバラのなかでは古い種類であるため、この時に使われていたバラがダマスクローズであったと考えられています。

中東からヨーロッパへ

ダマスクローズがヨーロッパへもたらされたきっかけは13世紀の十字軍とされています。ダマスクローズの名前はシリアの首都ダマスカスにちなむとされていますが、ダマスカスは十字軍の同盟都市でした。アフガニスタンでは古くからダマスクローズを使った香水が生産されているなど、この頃にもダマスクローズは中東地域の各地で広く利用されていたようです。

そのほかにもダマスクローズは、イギリスの王ヘンリー8世に医師が贈ったバラや、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌに愛されたバラなど、ヨーロッパの歴史にはたびたび登場します。

現在のダマスクローズの産地

ダマスクローズは非常に香りが良いため、ローズウォーターやローズオイルを取るために商業的に栽培されています。ダマスクローズのエッセンスは化粧品や食品として、世界中で利用されています。

現在のダマスクローズの最も大きな産地はブルガリアとトルコです。そのほか、フランス、インド、モロッコにも産地があります。有名ブランドのダマスクローズ化粧品はこれらの大きな産地で栽培されたダマスクローズを使用していることがほとんどです。チュニジアやアフガニスタンなどでも伝統製法のローズオイルや香水が作られていますが、こちらは生産量はわずかです。

ダマスクローズの町、カザンラク

ダマスクローズの町 ブルガリア カザンラク

ブルガリアにあるカザンラクという町は、バラの谷と呼ばれる地域にあります。ここがヨーロッパにおけるダマスクローズ栽培の起点と考えられており、そのはじまり15世紀といわれています。現代でもカザンラクにはバラ博物館があり、バラが見事に咲き誇る6月のはじめにはバラ祭りが開かれ、世界中からの観光客を集めています。

ダマスクローズの利用法

古代から愛されたダマスクローズは、さまざまに利用されています。香水や化粧品だけでなく、ダマスクローズは食べることもできます。

香水

rose-parfam-imageローズといえば香水の香りとしては王道です。たとえば世界中でもっとも有名な香水のひとつ、シャネル・ナンバー5にも、バラの香りが重要な要素として配合されています。

香料用として生産されているバラは種類が限られていて、ダマスクローズはそのひとつです。ダマスクローズを中心に使ったオードトワレ、オードパルファムは、バラの香りのなかでも甘ったるい濃厚な香りというよりは天然の生花をイメージさせるような自然な香りのものが多いので、幅広い年代にファンがいます。

化粧品

gel1ダマスクローズを使った化粧品で代表的なのは、ローズウォーターを使った化粧水です。バラ水は収斂作用があり肌を清潔に保つのに良いとされています。ダマスクローズの化粧水にはローズウォーターを配合したものと、ダマスクローズのローズウォーターをそのまま販売している場合もあります。

そのほかにダマスクローズの化粧品といえば、ダマスクローズのエキスを使ったクリームや乳液もあります。当店ハーブノートで取り扱っているエッセージュシリーズにも美顔ジェル「エッセージュ エフ」があります。こちらはローズ水の配合率が多めなので、肌をすばやく潤すのに適しています。

入浴剤

バスソルトや入浴剤の香りとしてもダマスクローズは人気があります。お風呂でゆったりと湯船に浸かってバラの香りを嗅ぎ、リラックスして疲れを癒す……という場面を想像するとつい使いたくなってしまう、バラの香りにはそういった魅力があるのではないでしょうか。

シャンプー、ヘアケア製品

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ダマスクローズを使った製品でもうひとつお風呂で使うものといえば、シャンプーです。ダマスクローズのシャンプーは有名ブランドからもいくつか発売されているように、ローズシャンプーは幅広い年代の女性に愛されています。当店ハーブノートで取り扱っているエッセージュ ローズシャンプーは国産無農薬のダマスクローズを使ったオーガニックシャンプーです。

ばらジャム

DSC_0340バラは食べられるお花(エディブルフラワー)としても広く使われています。バラは古代から薬として用いられており、お花を口にすることは意外と歴史のあることなのです。

ばらジャムは香りがよく、作るのにもわりと簡単で日持ちがしますので、自作するのにも向いています。ばらジャムを加えて作ったパウンドケーキやシフォンケーキもおいしいですよね。また民間療法として、ブルガリアやイランではバラのジャムやシロップをお腹の調子が良くないときに食べるといいと言われているそうです。

ちなみに当店ハーブノートでは、ダマスクローズの生花を販売することがあります。時期は毎年5月ごろ、収穫期だけの限定販売です(ただし自然のものですので天候によりご提供できない年もあり、2016年は残念ながら中止しました)。国産で無農薬のオーガニックダマスクローズなので、お料理にも使いやすいです。ご興味のある方はぜひ、ハーブノートのFacebookページで最新情報をチェックしてくださいね。

ダマスクローズの料理とお菓子

CM103_Lイランやインド、中東一帯の国ではローズウォーターやバラの花びらを粉末状にしたものを料理に使うことがあります。ダマスクローズは意外にもお肉に合い、イラン料理では鶏肉をローズウォーターで漬け込んで焼くレシピが広く親しまれていますし、ピラフやグリル料理にローズウォーターを振りかけることもあります。

ヨーロッパでもバラをお菓子に使うことはしばしばあり、マジパンやヌガー(ハチミツ、ナッツ、卵白などを固めた歯ごたえのあるお菓子)が挙げられます。日本ではまだそれほどメジャーな存在ではないバラのお菓子ですが、甘いものにはバラは比較的何でも合います。アイスクリーム、ゼリー、パウンドケーキ、マドレーヌなどにしても美味しくいただけます。

ダマスクローズとピスタチオのヌガー

ダマスクローズとピスタチオのヌガー

ハーブティー

ハーブティーダマスクローズのハーブティーは香り高く、心を落ち着けたいときにもってこいです。ダマスクローズを乾燥させたものを単体で用いるローズハーブティー、紅茶とブレンドしたフレーバードティーなどがあります。ローズ単体のハーブティーは出したお茶の色はバラのようなピンク色にはなりません。淡い黄色です。
 

ダマスクローズが育つまで

エッセージュシリーズの原料バラを育てている専属バラ園「ダマスクの風」で、ダマスクローズ栽培の様子を教えていただきました。ダマスクローズが原料として収穫できるように育つまで、およそ2年かかります。

1年目:ダマスクローズの土台を育てる

こちらのダマスクローズの栽培では「接ぎ木」という手法を使います。接ぎ木とは、異なる植物の切断面を接着してひとつの個体にする栽培法です。日本の気候に合った野バラを継ぎ台として用いることで、その後の生育を早くし、バラ自体も強く育つという利点があるそうです。一般向けにガーデニング用に販売されているバラの苗も、日本ではほとんどがこの手法で作られたものです。

ダマスクローズのつぼみ

というわけで、ダマスクローズを育てるには、まず継ぎ台の野バラを育てることからはじめなければなりません。野バラの種を秋に収穫し、冬に種をまき、ビニールハウスでおよそ1年育てます。ちなみに、写真で園長さんが手に持っているのが、野バラの種です。

ダマスクローズを接ぎ木する

野バラとダマスクローズの接ぎ木

いよいよ、野バラにダマスクローズを接ぎ木します。バラの接ぎ木は、枝が休眠状態に入っている12月から1月にかけて行われます。寒い時期なので、とても大変な作業です。

ダマスクローズ、ようやく畑へ

接ぎ木されたダマスクローズは、接いだところがじゅうぶんに定着するまで育てられます。5月初め、ダマスクローズは本栽培用の畑に移されます。

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この農園では、ダマスクローズの両脇にバラの肥料となってくれるハーブを一緒に植えます(写真左)。この農園では農薬は使わず、ハーブを組み合わせることによる自然の力や天然素材から作った防虫剤を利用してダマスクローズを育てています。

たくさんの日光を浴びせて育てる

ダマスクローズはさらにここからおよそ一年間、手間ひまをかけて育てられます。バラはとくに株元に日光をあててあげる必要があり、草が生えすぎないように2~3日おきに見まわる草管理がとても大事です。除草する雑草はごく一部のみにとどめ、土を豊かにしてくれる肥料として活かします。

バラは害虫や病気の影響を受けやすい植物です。さらにこちらの農園では無農薬でダマスクローズを育てるため、日々のこまやかな管理が欠かせません。個人でバラを育てたことのある方なら、ダマスクローズを無農薬で、しかも商業製品に使えるだけの量を管理し育てるのがいかに難しいかお分かりいただけるのではないでしょうか。

国産無農薬栽培オーガニックダマスクローズ

このように大切に育てられたダマスクローズは、5月に花をつけます。これを収穫してダマスクローズ水を作ります。

ダマスクローズのバラ水はこんなふうに作られます

ローズ水の潤い

収穫されたダマスクローズから、エッセンスの溶け込んだバラの蒸留水(ローズウォーター)を作ります。この蒸留水が、シャンプーの成分やエッセンシャルオイルの元として使われます。

ダマスクローズを早朝に収穫

ダマスクローズは早朝に開花し、日が高くなるにつれて花びらを開いていきます。花びらが開ききってしまうと香りがおちるため、ダマスクローズの収穫は早朝から行われます。

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ちなみに、ハーブノートの提携農園はJASオーガニック認定を受けているため、摘み取ったダマスクローズを入れる袋や器具にも厳しい規定があります。無農薬栽培というだけでなく、こうした点にも気を配り安全で安心なバラを生産しています。

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ローズウォーターの蒸留にはダマスクローズの花びらだけを使うため、摘み取ったダマスクローズから花びらだけを取り分ける作業を行います。花びらと萼を分離するこの作業は、こちらの農園では手作業で丁寧に行われています。

ダマスクローズのバラ水の蒸留

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ローズ水の蒸留は、ダマスクローズの花びらが新鮮なうちに蒸留します。

独特な形をした銅製の器具は「アランビック」と呼ばれます。ポルトガルの職人が作る伝統的な道具で、現在も欧米を中心に使用されている蒸留器です。この蒸留器にダマスクローズの花びらをぎゅっと押し込め、天然の地下水を加えて加熱します。

 

ローズ水の蒸留抽出過程

ダマスクローズの花びらと水を加熱すると、バラのエッセンスをたっぷりと含んだ蒸気がたちのぼります。この蒸気を冷やしたものが芳香蒸留水(ローズ水)です。また、このローズ水に浮く天然の油分が、ローズオイル、エッセンシャルオイルと呼ばれるものです。

こうして抽出されたローズ水、ローズオイルは4ヶ月以上低温熟成保存されたのち、製品として使用されます。このようにすると青臭さがなくなり、ダマスクローズのエッセンスはより芳醇な香りを放ちます。ダマスクローズを蒸留する現場ではそれはすばらしい香りが立ち込めますが、数ヶ月間寝かせたローズ水もやはり同じようにすばらしい香りを保つことには大自然の底力を感じるものです。

ちなみにこちらの農園ではダマスクローズだけでなく、ゼラニウムやミントなど他の花やハーブを使った芳香蒸留水も作られています。

国産・無農薬のオーガニック栽培ダマスクローズ

日本で始めてのオーガニックバラ認定農園 ダマスクの風 2013年JASオーガニック認定取得

ダマスクローズといえば世界的に有名なのはブルガリア産で、著名ブランドのダマスクローズ化粧品のほとんどはこのブルガリア産ローズを使用したものです。

ところが当店が取り扱っている「エッセージュ ローズシャンプー」の原料として使われているダマスクローズは、ちょっと変わっています。日本国内で、無農薬で、オーガニック認定を受けた農園で育てられたものです。

エッセージュ ローズシャンプー」の原料となるダマスクローズを育てている農園は、鹿児島県の鹿屋市にあります。この記事でもダマスクローズの町と呼ばれるブルガリアのカザンラクをご紹介しましたが、鹿屋市もロゴマークにバラを使うなど「ばらのまち」をキーワードにした町おこしを行なっていて、日本におけるダマスクローズの町、と呼ばれる時が来るかもしれませんね。

JASオーガニック認定証

エッセージュの専属農園は、農林水産省によるオーガニックJAS認定を受けています。こちらの農園では、ダマスクローズをはじめ花やハーブを無農薬で育てています。自然の力を活かした自然農法にこだわり、雑草や虫も最低限しか取り除きません。

ブルービー(ルリモンハナバチ)

このように豊かでバランスのとれた環境であるため、農園には「ブルービー」という蜂が飛来します。ブルービーは環境の良いところにしか生息しない昆虫で、一部の地域では絶滅危惧種に指定されています。ちなみに当店のロゴマークは、オーガニックに育ったダマスクローズに、豊かな自然の証としてブルービーをあしらったものです。

ダマスクローズの化粧品やヘアケア製品は以前からじわじわと流行が続いていますが、国産のものはなかなかありません。貴重な国産オーガニックローズシャンプーエッセージュ ローズシャンプーをぜひ一度お試しください。

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